5日目
とうとう手術当日です。
僕は全身麻酔で食事制限があるので、朝7時までしか水分がとれず、早めに起きて水をちびちび飲んでいました。
手術は12時からです。
朝食の時間になり、部屋中ごはんの匂いがしておなかがグーグーなりました。
当日の心境は、手術が恐いというよりは、早く歩けるようになりたい!早く呼ばれないかな!という気持ちが強かったです。
10時半くらいに、「前の手術が予定よりも早く終わりそうで前倒しになりそうです。」と看護師さんから伝えられました。
看護師さんは日替わりで交代制だったのですが、手術当日の日勤の看護師さんに本当に救われました。
他の看護師さんもすごくいい人ばかりだったのですが、この方は、本当に細かいことに気がついてくれたり、時間があると声をかけにきてくれたり、、この方のおかげで、いい精神状態で手術に望めたんだとすごく思いました。
今度外来でお会い出来たら、心から感謝を述べたいと思います。
(思い出して泣きそうです。笑)
「そろそろですよ!」と呼ばれ、手術着に着替えるのですが、カテーテルを拒否したのでオムツを履き、手術着を羽織りました。
まずは麻酔科に向かいます。
想像以上に先生たちが多く、7〜8人いたのかな?
その中で1人、中学の同級生で看護師をしている友達にとても似た方がいて、
『嫁にも見せたことがないオムツ姿見られたー!!』
『えっ?まず看護師って麻酔科の配属ってあるの?』
『違う病院で働いてるって言ってなかったっけ?』
『しばらく会ってないから転職してるかも!』
なんてことを考えていたら、手術への恐怖心が0になっていました。笑
(考えた結果たぶん同級生ではないと思う)
その間血圧や脈を測り、ボス的先生がやってきて酸素マスクをつけ、
ボス「お兄さんお酒好き?」
僕「はい!好きです。」
ボス「じゃあ後で何の酒が好きか教えて!」
僕「あっ、ハイボー、、、」
急にアルコールのような香りがして、ここから記憶がないです。
起こされたら病室の上でした。
全身麻酔から覚めた直後は、気持ちが悪くなることが多いと聞いてたのですが、全く気持ち悪さはなく、ぼっーとして体がだるい感じでした。
麻酔から起きるまで1時間15分くらいだったと思います。
手術が終わって、すごく達成感がありました。
が、ここからしんどいの始まりでした。涙
麻酔がきれてきて、患部に激痛!!!
そりゃ筋肉と腱を糸でグイグイ縫ったら痛いですよね。。
すぐに痛み止めをもらい、30分くらいで少しずつ落ち着いてきました。
全身麻酔後は行動禁止のため、しばらくベットの上で寝たきりです。
トイレにも行けないので、したくなったらオムツにしてくれと…
点滴、心電図もしているので、余計身動きが取れません。
そして食事も水もNG。
この時、みんなが局所麻酔を勧める理由がわかりました。笑
それでも僕は、全身麻酔を選びます。笑
何時間かすると先生が来て、手術の報告と今後の日程について教えてくれました。
綺麗に完全断裂だったようで、強固に縫われ、復帰期間も通常よりも長くなりました。
手術を無事に成功させてくれた先生方、ありがとうございました!
その後、時間は忘れましたが、経過がよかったため起き上がることを許可してもらいました。
その際に車椅子でトイレに連れて行ってもらい、水も飲むことができました。
それだけですごく開放感がありました!
ストレスが減った途端空腹だったことを思い出し、またおなかがグーグー鳴りました。
……朝まで食べれないんだった。
夕食時はなかなかメンタルやられました。笑
そして座薬もきれ、患部が痛み出しました。
よくわかりませんが、どれくらい痛みに耐えれるんだろう?と気になってきて、1人で痛み止め飲まない選手権を開催しました!ワ〜!!笑
1時間が過ぎ、まだいけるな!2時間過ぎ、体勢替えればこれなら耐えられる!
看護師さんも血圧を測りに来るたびに「痛み止め大丈夫?」と心配してくれるのですが、「全然大丈夫です!」と断ってました。
眠れば時間を稼げると思っていましたが、痛みと周りのいびきにより翌朝5時まで眠れず、さすがに耐えられなくなり痛み止めをもらいました。
手術後で疲労もあったのか、飲んですぐ爆睡でした。
早く飲めよ!とツッコんでください。笑
6日目 退院編に続く